第4期活動報告

①里山資源のブランド化を図るための開発及び運営に関する事業

平成29年8月3日 ばんだいっ子クラブ森林学習会(委託事業)

参加者 磐梯町内の小学生 30名

 

午前中は磐梯町内にある「ふるさとの森公園」をフィールドに、森に生育する薬草をテーマに身近な植物と森に暮らす動物についてオリエンテーリング形式で学んでもらいました。

午後はふるさとの森公園で採取してきた葉っぱを使って、オリジナルのエコバッグをつくり、学習会が終わった後も植物を身近に感じてもらう工夫をしました。

この学習会にあたっては、地元のガイド団体から3名の方に運営協力をいただきました。


②自然環境との共生を図るための調査研究及び運営に関する事業

平成29年6月1日~3月15日

  • 県自然保護課(委託事業)
  • 会津北部協議会(委託事業)
  • 喜多方市ニホンザル群行動域等調査(委託事業)
  • 西会津町ニホンザル生息域・個体数調査(委託事業)

参加者 会津若松市・喜多方市・西郷村他 合計100名以上

ツキノワグマ被害防止総合対策事業(県自然保護課)の一環として、県内各所において、ツキノワグマ被害防止に関する勉強会の講師及び現地にて被害防止対策の指導を行いました。

また、会津北部鳥獣害防止広域対策協議会(喜多方市・北塩原村・猪苗代町・磐梯町・西会津町)の範囲内においては、鳥獣被害に関する基礎情報の収集として、対象鳥獣(主に大型ほ乳類)の痕跡調査及びセンサーカメラによる定点調査結果を基に情報提供(鳥獣対策ニュースレターの発行)を行いました。

 


③地域の魅力を再発見するための調査、開発、運営に関する事業

平成29年10月9日 水土里を育む普及促進業務(県農村振興課)

県内各所から約100名

この年が磐梯町で3回目となる「ばんだい紅葉ウォーキング」を開催しました。3年連続でご参加くださっている方もいらっしゃるなど、このイベントのリピーターも増えてまいりました。しかしながら、この委託事業が終了したことで、イベントも今回で終了となりました。

好評をいただいていたイベントでしたので、規模を縮小するなど運営方法を再検討し、復活したいと考えております。

平成29年4月15日~11月30日 磐梯町内(自主事業)

ボランティア参加 2名

平成27年から自主的に整備を続けている、谷津田のビオトープ整備にボランティア2名の方にご参加いただけました。

谷津田の最奥に位置する水田をお借りして、サンショウウオの産卵地を維持する活動をしております。営農活動の衰退は、日本の農業形態に合わせて生息してきた水辺の生き物の衰退にもつながっており、このような環境を維持していくことが、農村環境の生物多様性につながっていき、地域の魅力にもなると考えています。

細々とではありますが、継続的な維持管理による生物相の変化なども調査していきます。


④地域づくり等を担う人財育成の運営に関する事業

 

平成29年6月20日~3月20日 県環境保全農業課(委託事業)

市町村リーダー及び行政担当者 約25名

鳥獣被害対策市町村リーダー育成高度化研修(県環境保全農業課)をはじめ、県の農業普及員および市町村の鳥獣害担当職員向けに鳥獣害対策に関する技術指導等の研修会講師を致しました。

特に、市町村リーダー育成事業においては、各市町村内で鳥獣害担当の専門職員を育成するための高度化研修という、1年を通した継続的な研修会を企画・運営する機会をいただきました。

県環境保全農業課の担当者と試行錯誤しながら研修を企画・運営できたことは、大きな財産となりました。

この事業については、現在も継続しています。